◇テレビ埼玉・遠藤圭介プロデューサーに聞く(2)
「ももいろクローバーZ」が4月13日に行う西武ドーム公演が、テレビ埼玉(テレ玉)ほかで生中継される。
異例のライブ地上波生中継、しかも独立局によるオンエアは、なぜ実現したのか。番組を担当する同局・遠藤圭介プロデューサー(44)に聞いた。
民放の"常識破り"とも言えるCMなしの120分ライブ放送。そこまで遠藤プロデューサーを突き動かしたももクロの魅力とは何だったのか。最初は夫人からその存在を教えてもらい、動画を検索して見てみたところ…。
「尋常じゃないくらい涙が流れるんですよ。どんだけ泣くんだというぐらい泣けてしまう。いいオッサンが彼女たちの歌っている姿を見て、ボロボロ泣くわけですよ。初参戦したライブ(2011年7月3日開催、Zepp Tokyo)も泣きっぱなしでした。今まで一番泣いた曲は『走れ!』ですね。40過ぎてファンクラブに入るなんて、夢にも思わなかったです」
遠藤プロデューサーは「無垢」というキーワードを使った。
「無垢なものって、心を揺り動かされる、感動があるように思います。汚れもなくて純粋で、何よりもウソがないのが無垢な状態だと思うんですね。例えば雄大な自然だとか高校球児のひたむきな姿や、勝利を願って叫び続ける浦和レッズサポーター。ももクロのライブには、こうした"無垢な状況"がとても満ちあふれていると感じています。彼女たちの全力で圧倒的なパフォーマンスとモノノフ(ももクロのファン)たちが声を枯らして応援する姿は、何より純粋でウソがない。こういう"無垢な状況"はある意味、非日常的で、僕たちテレビマンの重要な責務が感動を届けることであるとするならば、多くの人たちにももクロを"感じて"もらいたいですね」
今回、生中継されるライブ自体の開演は17時。生中継は19~21時。今回はCMはを挟む。全国の映画館で行われるライブビューイングやDVD収録用として制作される映像を回線で受け、テレビ放送に乗せる。
――当日のオンエアはどうなる予定ですか?
「曲の途中からドンと入るかもしれないし、曲の途中で終わるかもしれないし、そういう形です。そのあたりはお楽しみですね、分かりませんから。言うなれば、それがライブですから。そういう不完全なものというか、バタバタ感とか、そういったものって言ってみればテレ玉らしい。予定調和的なものではなく、本当にライブなんですという部分をご紹介するのって、今なかなか少ないというか、そもそもしないんですけど、そういう不体裁も踏まえた上で楽しんでもらいたいなと思います。ライブが21時ピッタリに終わるわけはないので、当然『ライブの途中ですが…』というお断りテロップは入れますし。CMを入れるタイミングはなかなか難しいですが、現在、演出サイドとも最終的な確認作業を行っている最中です」
――ももクロに涙した遠藤さんがご自身の感動や衝動を大切にされ、その熱意が今回の生中継に結び付いたように思います。
「CMなしで放送したっていうのは、当然、経済的合理性は後付けするわけですよ。ただ、物事には事前に合理的に説明できるものと、やってみないと分からないものがあると思うんですよね。ももクロとの仕事は完全に後者。さまざまな偶然が重なり合って。たまたま僕が好きになったのがももクロで、たまたまマネジャーの川上さんと知り合って、たまたま意気投合していただいて。『生放送できますか?』とリクエストされて、たまたまできるわけですよ、枠があるわけですから。とにかく偶然がいろいろ重なった結果が今でしかないという感じなんですね。僕たちはももクロサイドに感謝しても、し切れないぐらい。じゃ、僕たちができることは何だろうというと、もっともっと広くももクロの魅力を伝えなければいけない。なので、僕らも全力でこの仕事に向き合って、PRしたいと思っています」(おわり)
【テレビ埼玉が過去に放送したももクロライブ】
すべて19~21時のプライムタイムに放送
(1)2011年10月放送【120分CMなし】「サマーダイブ2011~極楽門からこんにちは~」(11年8月20日開催、よみうりランド)
(2)2012年3月放送【120分CMなし】「ももいろクリスマス2011 さいたまスーパーアリーナ大会」(11年12月25日開催)
(3)2012年12月放送【CM有】「ももクロ春の一大事2012年 横浜アリーナまさかの2DAYS 2日目」(12年4月22日開催)
(4)2012年12月放送【CM有】「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour 最終戦8・5西武ドーム大会」(12年8月5日開催)
(5)2013年4月12日放送【19~21時】「ももいろクリスマス2012~さいたまスーパーアリーナ大会~」(12年12月25日開催)
(6)2013年4月13日放送【19~21時=生中継=】「ももクロ春の一大事2013」(西武ドーム)→岐阜放送、京都放送、サンテレビジョンに同時ネット
「ももいろクローバーZ」が4月13日に行う西武ドーム公演が、テレビ埼玉(テレ玉)ほかで生中継される。
民放の"常識破り"とも言えるCMなしの120分ライブ放送。そこまで遠藤プロデューサーを突き動かしたももクロの魅力とは何だったのか。最初は夫人からその存在を教えてもらい、動画を検索して見てみたところ…。
「尋常じゃないくらい涙が流れるんですよ。どんだけ泣くんだというぐらい泣けてしまう。いいオッサンが彼女たちの歌っている姿を見て、ボロボロ泣くわけですよ。初参戦したライブ(2011年7月3日開催、Zepp Tokyo)も泣きっぱなしでした。今まで一番泣いた曲は『走れ!』ですね。40過ぎてファンクラブに入るなんて、夢にも思わなかったです」
遠藤プロデューサーは「無垢」というキーワードを使った。
「無垢なものって、心を揺り動かされる、感動があるように思います。汚れもなくて純粋で、何よりもウソがないのが無垢な状態だと思うんですね。例えば雄大な自然だとか高校球児のひたむきな姿や、勝利を願って叫び続ける浦和レッズサポーター。ももクロのライブには、こうした"無垢な状況"がとても満ちあふれていると感じています。彼女たちの全力で圧倒的なパフォーマンスとモノノフ(ももクロのファン)たちが声を枯らして応援する姿は、何より純粋でウソがない。こういう"無垢な状況"はある意味、非日常的で、僕たちテレビマンの重要な責務が感動を届けることであるとするならば、多くの人たちにももクロを"感じて"もらいたいですね」
今回、生中継されるライブ自体の開演は17時。生中継は19~21時。今回はCMはを挟む。全国の映画館で行われるライブビューイングやDVD収録用として制作される映像を回線で受け、テレビ放送に乗せる。
――当日のオンエアはどうなる予定ですか?
「曲の途中からドンと入るかもしれないし、曲の途中で終わるかもしれないし、そういう形です。そのあたりはお楽しみですね、分かりませんから。言うなれば、それがライブですから。そういう不完全なものというか、バタバタ感とか、そういったものって言ってみればテレ玉らしい。予定調和的なものではなく、本当にライブなんですという部分をご紹介するのって、今なかなか少ないというか、そもそもしないんですけど、そういう不体裁も踏まえた上で楽しんでもらいたいなと思います。ライブが21時ピッタリに終わるわけはないので、当然『ライブの途中ですが…』というお断りテロップは入れますし。CMを入れるタイミングはなかなか難しいですが、現在、演出サイドとも最終的な確認作業を行っている最中です」
――ももクロに涙した遠藤さんがご自身の感動や衝動を大切にされ、その熱意が今回の生中継に結び付いたように思います。
「CMなしで放送したっていうのは、当然、経済的合理性は後付けするわけですよ。ただ、物事には事前に合理的に説明できるものと、やってみないと分からないものがあると思うんですよね。ももクロとの仕事は完全に後者。さまざまな偶然が重なり合って。たまたま僕が好きになったのがももクロで、たまたまマネジャーの川上さんと知り合って、たまたま意気投合していただいて。『生放送できますか?』とリクエストされて、たまたまできるわけですよ、枠があるわけですから。とにかく偶然がいろいろ重なった結果が今でしかないという感じなんですね。僕たちはももクロサイドに感謝しても、し切れないぐらい。じゃ、僕たちができることは何だろうというと、もっともっと広くももクロの魅力を伝えなければいけない。なので、僕らも全力でこの仕事に向き合って、PRしたいと思っています」(おわり)
【テレビ埼玉が過去に放送したももクロライブ】
すべて19~21時のプライムタイムに放送
(1)2011年10月放送【120分CMなし】「サマーダイブ2011~極楽門からこんにちは~」(11年8月20日開催、よみうりランド)
(2)2012年3月放送【120分CMなし】「ももいろクリスマス2011 さいたまスーパーアリーナ大会」(11年12月25日開催)
(3)2012年12月放送【CM有】「ももクロ春の一大事2012年 横浜アリーナまさかの2DAYS 2日目」(12年4月22日開催)
(4)2012年12月放送【CM有】「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour 最終戦8・5西武ドーム大会」(12年8月5日開催)
(5)2013年4月12日放送【19~21時】「ももいろクリスマス2012~さいたまスーパーアリーナ大会~」(12年12月25日開催)
(6)2013年4月13日放送【19~21時=生中継=】「ももクロ春の一大事2013」(西武ドーム)→岐阜放送、京都放送、サンテレビジョンに同時ネット