2013年5月17日金曜日

元ももクロ・早見あかり「死ぬ気になって頑張る」映画初主演

元「ももいろクローバー」(当時)のメンバーで、女優の早見あかり(18)が映画「百瀬、こっちを向いて。」(耶雲哉治監督、来年公開予定)で初主演することが分かった。"ももクロ"脱退から2年を経た今年、大学進学を取りやめて女優業に専念することを決断。ソロになって初の大役に「(ももクロのメンバー)みんなは一番、プレッシャーを与えてくれる存在。死ぬ気になって頑張りたい」と決意を語った。
"元ももクロ"から"本格女優"へ―早見が大きな一歩を踏み出した。
「百瀬―」は「乙一」のペンネームでも活躍する中田永一さんの小説の映画化。恋人のフリをする高校生男女の切ない片思いを描くラブストーリーで、早見は主人公で自由奔放なヒロイン・百瀬陽を演じる。本当に好きな徹(工藤阿須加)の依頼で、ノボル(竹内太郎)と恋人のフリをすることになった百瀬は、猫のような気ままな性格でノボルを振り回す―といった内容だ。
勝ち気な百瀬になりきるため、髪を約45センチも切って、今月10日から撮影に臨んでいる。撮影前は異例とも言える約1か月間の長期のリハーサルにも参加。「百瀬は強気でサバサバしているところが私と似ていますが、リハーサルを重ねるうちに『芯は違うな』と気付いてすごく難しいですね」。「映画初主演作」という看板も背負うことになるが「正直、不安はありますが、死ぬ気で頑張って、『早見あかり』という名前をもっと知ってもらいたい」と気合を見せている。
脱退からの2年を「女優とモデルがしたくて辞めたので、やりたいことができてとにかく楽しかった」と振り返る。昨年、NHK紅白歌合戦出場というデビュー以来の夢をかなえた、ももクロ5人の姿はテレビで見届けた。「登場したときから号泣していました。『この子たち、本当に頑張ったんだな』って、親目線でしたね」。今も連絡を取り合うメンバーのことを「永遠の仲間」と表現するが、「一番近いところでプレッシャーを与えてくれる人たちでもある。私も頑張らなきゃいけないなって」と、大いに刺激を受けている。
今春、高校を卒業して、今作が一人の社会人としての出発にもなる。「本当に勉強したいことはないのに、保険を掛ける意味で進学するのは違うと思った」と、あえて大学進学をやめた。ももクロ脱退に続く、大きな決断に家族や周囲の人たちは驚いたそうだが、「自分を追い込む習性なんです」と一笑する。
「だから、今年は死ぬ気で頑張る。そうしないと、ただの何もない人になってしまうので」。ソロとしても輝くために、18歳は試練の道を突き進む。
◆早見脱退で「―Z」に ももクロは08年5月17日に結成。11年4月、サブリーダーだった早見の脱退を機に「心機一転」の意味も込めて、「ももいろクローバーZ」とグループ名を変えて、再出発した。
◆早見 あかり(はやみ・あかり)1995年3月17日、東京都生まれ。18歳。スカウトで芸能界入りし、08年に「ももいろクローバー」に加入。サブリーダーを務めたが、11年4月をもってグループを脱退。女優としては映画「市民ポリス」などに出演。モデルとしてはファッション誌を中心に活躍している。身長165センチ。